【測字占】「クレヨンしんちゃん」の臼井さんの安否占い 荒船山の「荒」

【測字占】「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人さんの安否を
荒船山の「荒」の字で占なってみました:

臼井儀人さんは、2009年9月11日の朝、
「群馬県の荒船山に出かける」と家族に伝え、ひとりでご自宅を出たそうです。
この日の夕方には帰宅する予定でしたが戻らず、
12日早朝 臼井さんの妻から捜索願が出された、
というニュースを聞いた時、
荒船山の「荒」の字が気になったので、測字占をしました:

「荒」の字は、「艸(草)+亡+【川に似た字】」から成っています。
「亡」は「死者が脚を曲げている形」の象形で亡き骸です。
その下の【川に似た字】は髪の毛です、
頭骨から髪の毛がのびている姿をあらわしています。
「艸」の下、つまり草むらの中に髪の毛がのびた遺骸がある姿です。

また、日本語には「あらき荒城」という言葉があります。
荒城とは、本葬を行なうまでの間 遺体を安置しておくことを意味します。

別の言い方では「もがり」という言葉があります。
俳句の季語の「虎落笛もがりぶえ」の「殯もがり」です。

「荒」の字をみたとき、「臼井さん、もう亡くなっているのでは・・・」
といういやな予感がしました。

◇さらに「荒」には「芒(ススキ)」と「氵〔さんずい〕のない流れ」があります。
水の涸れた谷川で、芒の生い茂ったようなところで亡くなっている、
ということかなぁ、・・・・。

これでは、漠然として判らないので、
「荒」を「芒ススキ」+「川」とみて
芒を草の象意のある巽の卦、「川」は坎水の坎とみて
風水渙〔フウスイカン〕の卦を得ました。

(上爻)――  ――  ――  
(五爻)――  ――  ――
(四爻)――  --  --
(三爻)--  --  --
(二爻)--  ――  --
(初爻)--  --  --
   天地否 風水渙  大艮

上の図で風水渙の卦は真中の卦です。
その渙の卦の三爻から上爻の外卦には
巽の芒などが生い茂っている草むらがあり、
下の初爻から三爻の内卦は坎の【氵〔さんずい〕のない流れ】、
そして険難に陥っている坎の主爻の二爻が臼井さんのいるところ。

険難の主の二爻は、もともと四爻に在ったものです。
そのことを渙の彖傳では:
「剛来レテ窮〔キワマ〕ラズ。柔外ニ位ヲ上ニ同ジ。
 王有廟ニ假〔イタ〕ルハ王乃チ中ニ在ルナリ」

とあるように、坎の二爻は左側の天地否の四爻から落ちてきたものであり、
渙の四爻の陰は否の卦の二爻から上に上がったものです。

彖傳には「剛不窮」で、九二の剛は極まらず、とありますが、
ここは象をみて三爻から五爻の艮山の崖から落ちて艱難の主体となった、
と見るのが妥当だと思います。
そして「王假有廟」とは、「クレヨンしんちゃん」の漫画で
世界を楽しませてくれた王さまは天国に假った、と解くべきでしょう。

「荒」の字の最後のところの「し」は、滑落して地面に着いたことを示し、
それ臼井さんの「最期」の状態で、ついに「殯あらき」の状態になった。

『易経』の『繋辞傳』では風水渙の卦について:
刳木爲舟、掞木爲楫
木を刳〔えぐ〕って舟と爲し、木を掞〔そ〕いで楫と爲す。
とあります。
これは、風地観〔フウチカン〕の卦を水に浮かぶ舟とみているのです。
奇しくも、荒船山には、有名な艫岩〔ともいわ〕があります。
渙の卦の上卦の巽は舟の艫〔とも〕に当ります。
そして三爻から五爻には艮の岩があります。

◇いつ発見されるか?
これは「荒」の「くさかんむり」を「十十」とみて二十日9月20日ではないか?!
とみていました。

◇場所は?
荒船山の山頂の艫岩の絶壁の中腹にあるテラスか、小さなコルではないか、
とみました。下卦の坎を美背・美しい馬の背中のような所と判断しました。
方向は坎の方向・つまり北側。艫岩の北側では?!

【結果】
9月19日AM10時半ごろ、一人の登山者から119番に通報があったそうです。

下仁田署の発表では、遺体は群馬県下仁田県南野牧の荒船山山頂にある
台地状の巨岩「艫岩〔ともいわ〕」の北側のがけ下250m~300mほどの岩場で
発見されたそうです。
 ただ、臼井さんかどうかは確認できていない、
とのことでした。

9月20日
 臼井さんのご遺体であることが判明いたしました。

◇臼井儀人様のご冥福をお祈りいたします。

◆2023年1月30日晦日正月のブログ
【易爺】は毎日卜筮されてますが、どちらの流派ですか?
にかいた”荒”の「測字占」のブログ:
【測字占】「クレヨンしんちゃん」の臼井さんの安否占い 荒船山の「荒」
です^L^

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